この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遅すぎた恋
第1章 失恋を癒すのは…


私が腰を下ろしたベンチのすぐ脇に
携帯を片手に会話をしながら
横に立つ少年の姿が目に入った。


チラッと片目で見ると
伏し目がちな目は少し困惑しているようだ。






「泣くなよ…話はいつでも聞くし…

電話はいつでもしてくれていいから。

友達に戻るだけなんだから…なっ?」





これは…絶対別れ話でしょ?

こんな男の子でさえ…振ることがあるのか…



さっき、自分も同じ気持ちで振られただけに
相手の女の子の気持ちが痛いほど理解できた。




…泣けるって良いわね…



それだけが、私と違うところだろうか。



電話を切った後、少年は大きく溜息をつき
こちらを振り向いた。




…目があってしまった…



特に何も言わず彼は…ホームに入ってきた
電車に乗り込んだ。






思えば…それが…彼との出会いだった。
/81ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ