この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遅すぎた恋
第2章 初デート??
「…ありがとう。…っ、下着は!?」
「あっ、流石にそれは…悪いから
袋に入れてあります。」
と、差し出された中身が見えない小さな袋に
下着は詰め込んであった。
「…どうも…」
……ん?服が乾いたって事は?
帰ってもいいんじゃないでしょうか?
「ねぇ、飛鳥君…帰る?」
彼の目をみて聞いた。
飛鳥君は少しだけ…ほんの少しだけ
眉をひそめ笑った。
「…帰りたいよね…?
…恋人が、心配するよね?」
怒られた犬のような…シュンとした表情。
嘘をついていたことが今更…罪悪感に変わった。
「…飛鳥君も…シャワー浴びたら?
潮で髪もバサバサでしょ?」
「…時間ないからいいよ。
休憩は2時間だから。」
そう言うと…わたしにかけてくれていたシャツを
再び腰に巻きつける。
「…と、、泊まる…からっ…入って…!」
何言ってんだろう…私。
放って置けない…ただそれだけなのに。
彼のシャツをくくる手を静止し
気づかないうちに…そう叫んでいた。