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遅すぎた恋
第2章 初デート??
「…いいの?浮気になるよ?」
その言葉に我に帰った。
目を開ければ、動けば唇が触れるくらいの位置に
飛鳥君の顔があった。
「……っ。」
顔を背けると…クスッと耳元で笑った。
「桜さん、顔が真っ赤。」
そう呟くと、わたしから離れ
コーラを手に取るとベッドへとまた座り直した。
からかわれた様な気分だった…
そして、迂闊だった。
10も年下の子に…私は何やってるんだろう…
ゆっくりと立ち上がると、
同じようにソファーへと座った。
プシュっとコーラを開ける音がする。
「…ねぇ、彼氏に連絡しなくていいの?」
「いいよ。…別に」
「…さっきから…携帯鳴ってるよ。」
「えっ!?」
鞄の中でバイブの音が響いていた。
急いで携帯を見ると『悠人』と出ていた。
…何?日曜日に。
珍しい…。
そう思いながら電話に出た。