この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遅すぎた恋
第3章 高校生の頃の恋愛って…



…あっという間に時間は過ぎ
もう22時が回っていた。



時計に目をやると、飛鳥君も気付いたようで

「もう、帰る?」


そう、私の顔を覗き込む。



声には出さず、頷くと飛鳥君も腰をあげる。



「送っていくよ。」


「いいよ。大丈夫…」


「ダメだよ。なんかあったら困る……あっ。」



少しの間が空き、飛鳥君は何かに気付いたように
私の顔をまた見つめた。



「もしかして…これから…恋人の家…?」





架空のありもしない相手に、ヤキモチを妬いている彼。

苦しそうに…それでも隠すように…眉をひそめる。




「……ううん。今日は…真っ直ぐ帰るよ。」



その言葉に、彼の表情は
あからさまに明るくなる。

…まだ、恋のかけ引きさえ出来ない少年。



「送らせてよ。」


玄関先で差し伸ばされた手を…
私はそっと握った。
/81ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ