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第7章 はじめて、君と

レイプ事件があってから、私は１週間休養を取ることにした。

誠も２日休んでくれたけど、さすがにそれ以上はマズイので、三日目からは学校へ行った。

私はもう元気。でも、学校へ行くのが怖い。
またされるかもしれない…。
誠は、無理しなくていいって言ってくれたけど…

夜、お風呂に入る。ちゃんと女子風呂。

気持ちいい…

お風呂からでて体を拭いていると、パジャマを忘れていた。

どうしよう…。服はもう洗濯機に入れちゃったし。
ふと目をやると、さっきまで使っていたバスタオル。

まあいっか…ここからすぐ近くの階段をのぼればすぐ部屋だし。この時間なら人はいないはず。
男子はお風呂の時間だし…。

体にバスタオルをまいて、そうっと風呂場を出る。誰もいないようだ。

ところが、廊下を歩いていると。

「あれれれれえ…？蘭ちゃん？」

と声がしたかと思うと、バスタオルを引っ張られた。

「きゃああああ！？」
「なんで裸で歩いてるの？変態？」

蘭が女子用風呂場に逃げ込むが、捕まってしまった。