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Toy Girl
第1章 Lesson1
もう一度ドアを叩いても反応はない。
音楽はガンガン聞こえているのに居留守ですか?


こっちもムキになってもう一度ドアを叩く。


「お昼ができましたー!!!」


またもや無視され更に力一杯叩くと突然ドアが開いた。



「うるせー」


「木下さん、お昼です」


「いらねーよ」


吐き捨てるようにドアを閉められムカムカした。
・・・この二人は難しそうだ。
出て来なかった二部屋を交互に見てため息を漏らす。



それから下に行くと下中さんはガツガツと食べていてあっちゃんは綺麗に野菜だけをよけている。
煌翔君は箸を付けずに座っていて私を見るとニコっと笑った。


「食べようか」


「煌翔君は食べて」


私の言い方だけで察したのだろうか・・・
眉を下げて慰めるよう私に続けた。


「あの二人はみんなと揃って食べないよ。龍くんは食事に興味ないし優くんはそもそも自分のペースを崩したがらない人だから」


「でも・・・私寮母だし、みんなをまとめるのも仕事なのに先に食べちゃうなんて」


「明日花ちゃんは真面目だね。大丈夫大丈夫、とりあえず今日のところは・・・ね?」


「ほうほう、ひのひたふんほかくはねーひ!」


「さっちゃん口入れて喋るなよー。・・・でも確かにね、あの二人は人に干渉されたくない人たちだから食べちゃいなよ。逆に待たれたりしたらウザがられるから」


「・・・・そうなのかな」


「そうそう」


物凄く迷いながらみんなに誘われるままテーブルについた。
確かにあの二人を待っていたら私はいつまでもたべられないと思ったし、正直お腹も空いてたし。


「じゃあ・・・お言葉に甘えていいのかな」


「大丈夫大丈夫」


「明日花ちゃんは僕の隣ね!さっちゃん、あっちに移って!」


「オイッ!」


煌翔君が立ち上がり私の分を準備してくれる。
慌てて「自分でやるから」と断ってもあの柔らかさで交わされ結局私は用意された席に座り・・・


こんなんでいいのかなって居心地悪く思いながらも初めての食事を楽しんだ。













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