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Toy Girl
第2章 Lesson2
賑やかな二人に表面で笑顔を作って、内心は複雑だ。
特にあっちゃんは夕べのことから怖くて仕方なくて・・・
下に降りると煌翔くんは自分のお皿を洗っていて篠崎さんはニュースを見ながら黙々と食べていた。
「龍馬はまた女のところか」
「木下くんの女好きも困ったものだよね」
「お前が言うなよ」
あっちゃんとさっちゃんがテーブルに座ると篠崎さんがため息をついた。
「俺たちは駆け出しの大事なとこなんだ・・・何のためのトイガールなんだ」
「あ、それなら夕べちゃんと任務全うしてくれたから大丈夫」
「篤を抑えられても龍馬が暴走してたら意味がないだろ」
「・・・すみません」
ダイニングがシンと静まり返り泣きたくなった。
その時、リビングのドアが開いて木下さんが入って来る。
「龍馬!」
「・・・・・・・・・」
フイッと部屋を出ていく木下さん。
エプロンを握り俯く私に煌翔くんが肩を叩いた。
「明日花ちゃんも食べな?」
「私は・・・」
「そうそう、食べないと痩せちゃうよ。僕抱き心地のいい子の方が好きだから」
「篤!」
煌翔くんは相変わらずで、あっちゃんと下中さんも相変わらずだ。
篠崎さんは空気をピリピリさせて、私は自分の不甲斐なさに落ち込んで・・・
8時丁度にインターホンが鳴り、マネージャーの石関さんがやって来た。
石関さんは真面目そうな男の人だった。
brightのメンバーはダルそうに挨拶をしてマネージャーの乗って来たバンに乗り込む。
「今日のミュージックアワー、生放送で俺たち出るんだ」
「じゃあ私も見なくちゃ」
「帰りは10時を過ぎる。帰りの時間はマネージャーが連絡するから夕飯を頼む」
「分かりました」
発車するバンを見送って寮の中に戻ると朝食の食器を洗った。
それから掃除・・・各自室と洗濯は各々でする約束になっている。
メンバーがいない時は何をしていてもいい・・・
会社勤めの友達は満員電車に揉まれ朝から夜まで仕事して・・・
それを思えば私の仕事は楽なんだろう。
人気急上昇中のアイドルは仕事も多く留守がちだ。
でもトイガールなんて風俗嬢と何ら変わらないじゃないか。
特にあっちゃんは夕べのことから怖くて仕方なくて・・・
下に降りると煌翔くんは自分のお皿を洗っていて篠崎さんはニュースを見ながら黙々と食べていた。
「龍馬はまた女のところか」
「木下くんの女好きも困ったものだよね」
「お前が言うなよ」
あっちゃんとさっちゃんがテーブルに座ると篠崎さんがため息をついた。
「俺たちは駆け出しの大事なとこなんだ・・・何のためのトイガールなんだ」
「あ、それなら夕べちゃんと任務全うしてくれたから大丈夫」
「篤を抑えられても龍馬が暴走してたら意味がないだろ」
「・・・すみません」
ダイニングがシンと静まり返り泣きたくなった。
その時、リビングのドアが開いて木下さんが入って来る。
「龍馬!」
「・・・・・・・・・」
フイッと部屋を出ていく木下さん。
エプロンを握り俯く私に煌翔くんが肩を叩いた。
「明日花ちゃんも食べな?」
「私は・・・」
「そうそう、食べないと痩せちゃうよ。僕抱き心地のいい子の方が好きだから」
「篤!」
煌翔くんは相変わらずで、あっちゃんと下中さんも相変わらずだ。
篠崎さんは空気をピリピリさせて、私は自分の不甲斐なさに落ち込んで・・・
8時丁度にインターホンが鳴り、マネージャーの石関さんがやって来た。
石関さんは真面目そうな男の人だった。
brightのメンバーはダルそうに挨拶をしてマネージャーの乗って来たバンに乗り込む。
「今日のミュージックアワー、生放送で俺たち出るんだ」
「じゃあ私も見なくちゃ」
「帰りは10時を過ぎる。帰りの時間はマネージャーが連絡するから夕飯を頼む」
「分かりました」
発車するバンを見送って寮の中に戻ると朝食の食器を洗った。
それから掃除・・・各自室と洗濯は各々でする約束になっている。
メンバーがいない時は何をしていてもいい・・・
会社勤めの友達は満員電車に揉まれ朝から夜まで仕事して・・・
それを思えば私の仕事は楽なんだろう。
人気急上昇中のアイドルは仕事も多く留守がちだ。
でもトイガールなんて風俗嬢と何ら変わらないじゃないか。