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Toy Girl
第1章 Lesson1

「えっ!」
「あとはジョシュアに本田未頼」
「知ってます・・・」
ジョシュアも本田君もモデルだったろうか・・・
どちらも見ない日はないくらい今でバラエティーにも引っ張りだこのタレントさんだ。
私の答えに矢木さんは満足そうだ。
「あなたに頼みたい仕事は今ウチで売り出し中のアイドルグループがいるのよ。brightっていうんだけど・・・」
「・・・ごめんなさい」
「売り始めたばかりだから知らなくて仕方ないわ。それに知らない方がこちらとしても頼みやすいですから」
そしてまた私を凝視する。
「要は彼らの健康管理や身の回りの世話をしてくれる人を探してるの、あなた家事炊事はできるの?」
「母に代わって家事をやってきたのでその辺は少しはお役に立てると思います」
「・・・いいわね」
そしてまた履歴書に目を通した。
「母子家庭なの?妹さんと弟さんがいるのね」
「はい、父は三年前に亡くなりました」
「そう・・・」
一見同情を含んだ相槌に、多分そんなに感情は込もってない。
「借金なんかはありますか?」
「・・・亡くなった父の残したものが。やはりそういう事情があるとダメでしょうか」
「いえ、むしろ事情がある人の方が一生懸命働いてくれるでしょ?途中で根は上げられないっていうのかしら・・・その点については問題ありません」
それから規則なんかを聞いた。
守秘義務とか守秘義務とか守秘義務とか・・・
とにかく仕事中にあったことは決して口外してはいけない。
どんな些細な事であろうとどんな大きな事であろうと・・・
それくらいは私にでも分かっている。
だからハイハイと話半分で頷いていた。
「あとはジョシュアに本田未頼」
「知ってます・・・」
ジョシュアも本田君もモデルだったろうか・・・
どちらも見ない日はないくらい今でバラエティーにも引っ張りだこのタレントさんだ。
私の答えに矢木さんは満足そうだ。
「あなたに頼みたい仕事は今ウチで売り出し中のアイドルグループがいるのよ。brightっていうんだけど・・・」
「・・・ごめんなさい」
「売り始めたばかりだから知らなくて仕方ないわ。それに知らない方がこちらとしても頼みやすいですから」
そしてまた私を凝視する。
「要は彼らの健康管理や身の回りの世話をしてくれる人を探してるの、あなた家事炊事はできるの?」
「母に代わって家事をやってきたのでその辺は少しはお役に立てると思います」
「・・・いいわね」
そしてまた履歴書に目を通した。
「母子家庭なの?妹さんと弟さんがいるのね」
「はい、父は三年前に亡くなりました」
「そう・・・」
一見同情を含んだ相槌に、多分そんなに感情は込もってない。
「借金なんかはありますか?」
「・・・亡くなった父の残したものが。やはりそういう事情があるとダメでしょうか」
「いえ、むしろ事情がある人の方が一生懸命働いてくれるでしょ?途中で根は上げられないっていうのかしら・・・その点については問題ありません」
それから規則なんかを聞いた。
守秘義務とか守秘義務とか守秘義務とか・・・
とにかく仕事中にあったことは決して口外してはいけない。
どんな些細な事であろうとどんな大きな事であろうと・・・
それくらいは私にでも分かっている。
だからハイハイと話半分で頷いていた。

