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Toy Girl
第1章 Lesson1

「・・・・・・とにかくメンバーのスキャンダルは絶対に避けなくてはいけないの。年頃の男の子が集まってるから・・・それを上手くコントロールするのもあなたの仕事よ」
「はい」
「仕事に影響がないように体調管理も兼ねてメンバーからの要請は断らない」
「はい」
矢木さんの話は本当に長くて・・・
だんだん頭が麻痺してくる。
「この書類に目を通して承諾していただけるなら採用とさせていただきます」
「・・・はい!」
そしてザーッと目を滑らせあるところで止まる。
「追加手当て二十万?」
「不満ですか?」
「えっ・・・ケタ間違ってませんよね?二十万・・・」
「住み込みだし大切な我が事務所の商品である彼らを心身共に面倒見て貰うの。決して安い額じゃないけどそれだけの事をしてもらうんですからね、正当な報酬よ」
―――それは裏を返せばそれだけのことがあるという事なのだけど・・・
その時の私には金額だけで頭はイッパイで・・・
浅はかな私は勢いに任せて判子をつく。
「これで契約完了ね。あと一つ・・・ウチのアイドルたちに恋愛感情は抱かない事」
「抱きません!そんな身の程知らずな・・・滅相もない!!」
「そう?それなら良かった。brightは絶対にクるわ、最高のコンディションを作ってあげてくださいね」
「はい!!」
それからまた連絡すると矢木さんは言って時計を見た。
「それじゃごめんなさい、私はここで失礼させていただきます。これからよろしくお願いしますね」
「こちらこそ!よろしくお願いします」
深々と頭を下げると矢木さんが立ち上がる。
「はい」
「仕事に影響がないように体調管理も兼ねてメンバーからの要請は断らない」
「はい」
矢木さんの話は本当に長くて・・・
だんだん頭が麻痺してくる。
「この書類に目を通して承諾していただけるなら採用とさせていただきます」
「・・・はい!」
そしてザーッと目を滑らせあるところで止まる。
「追加手当て二十万?」
「不満ですか?」
「えっ・・・ケタ間違ってませんよね?二十万・・・」
「住み込みだし大切な我が事務所の商品である彼らを心身共に面倒見て貰うの。決して安い額じゃないけどそれだけの事をしてもらうんですからね、正当な報酬よ」
―――それは裏を返せばそれだけのことがあるという事なのだけど・・・
その時の私には金額だけで頭はイッパイで・・・
浅はかな私は勢いに任せて判子をつく。
「これで契約完了ね。あと一つ・・・ウチのアイドルたちに恋愛感情は抱かない事」
「抱きません!そんな身の程知らずな・・・滅相もない!!」
「そう?それなら良かった。brightは絶対にクるわ、最高のコンディションを作ってあげてくださいね」
「はい!!」
それからまた連絡すると矢木さんは言って時計を見た。
「それじゃごめんなさい、私はここで失礼させていただきます。これからよろしくお願いしますね」
「こちらこそ!よろしくお願いします」
深々と頭を下げると矢木さんが立ち上がる。

