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覚性
第3章 徘徊〜澄子、小帆里〜
山の小径に入るとやがて傾斜がついてきた 緩い階段を登るように進んだ すると澄子の視界にある変化が起きた
前を歩く女子高生のしなやかで力強い太腿の間から、下着らしきものが見え隠れしだしたのだ それは白いように見えた 澄子はそれに気付くと胸が高鳴った 観察を続けると、白い生地のパンティーで、以前コンビニで見かけた英字新聞のように細い文字が躍っているように見えた 澄子は、女子高生が着用している制服と下着にアンバランスさを感じた 美しく知的なその印象からは考えられないような生々しさと、澄子の知らない大人のセンスというか不良っぽさに軽い衝撃を受けた 少なくとも澄子の同級生には、目の前にある下着と同じような物を着用してる女子はいなかった 澄子はその女子高生に対して、明らかに性的な興奮を覚えていた それは澄子にとって、革命的な体験だった その下着から生える太腿はより色気のあるものに見えた

2人が歩いて登る山道の周囲の樹々は、冬が明けて間もないためにまだ葉を落としたままだった しかし、何人かで茂みを踏み分けて作ったような小径が少し開けた場所に出ると、周囲からは望めないようになっていた 樹木だけでは無く、澄子の背丈よりも高い枯れた雑草に囲まれている

2人がそこに到着すると、女子高生はそこを自分の縄張りにしようと決めたのか、澄子を相手に身振りを交えて秘密の打ち合わせを始めた

「私がまず…んっと、こっち!に向かって、おしっこ…ンフフっ、オシッコ!しちゃうから、すみこちゃんは、今上がってきた道を、誰かが来ないか〜、よ〜く…見ててくれるかナ?い〜いっ?」

女子高生は道を上がって来て息が多少荒くなっているせいか声がかなり大きくなっていた それに気づいたのか、途中で恥ずかしそうに照れ笑いする女子高生は、とても魅力的だった

澄子の性的な興奮は最高潮に達していた 澄子が誇り高き見張り役を拝命してからここに来るまで、おそらく5分程度しか経っていないであろう しかし、その数分の間に、澄子はどれだけ甘美な瞬間を数えただろうか 夢か何かでは無いだろうか しかも、これから澄子は更に貴重な体験をする事が確定している それを保証してくれるのは、目の前のこの美しい女子高生だ 澄子は夢でも見ているような、現実感がないまま、その要求を快諾した 2人は役割分担の通り配置に付くべく、最後の微調整をした


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