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覚性
第3章 徘徊〜澄子、小帆里〜
それは、澄子の咄嗟の判断を褒めてくれているような、「んふっ」という短い鼻息だった 最後のスタンバイなのか、今までより足を広く、太腿の内側をさらけ出すように、がに股になるまでつま先を開き、腰を軽く落とし、ペニスの先端を上にくいと持ち上げた 両手でペニスの根元を抑えながら、垂直からやや前に倒したあたりで、しっかりと角度を固定している やや滑稽になる体勢だった 

澄子が固唾を飲んで見守っていると、再びその鈴口から尿が垂れ始めた まず弱くペニスを伝い流れ落ち、足元の地面をぽたぽたと音を立てて濡らしていた すぐに放たれる尿は勢力を強め、細めのうどん程の太さで放たれ始めた 赤黒く腫れ上がったペニスが、その奔流をほぼ真上に打ち上げ、澄子の、ともすれば女子高生の身長よりも上方まで到達した尿が勢いを無くし、空を背景に大粒の夕立のように地面をぼたぼたと叩いた 地面には泡立ちながら尿が溜まり、その端の部分が不規則に移動していく 「尿溜り」は一定まで版図を拡大した後に、川へと姿を変えていく 川の分岐のいくつかは地面に染み込んで行った 「うん!ううん!」と咳払いが聞こえた 澄子が女子高生の顔を見上げると、女子高生が口を固く結びながら可愛らしく睨み付けてきた 「尿溜り」の栄枯盛衰に奪われた澄子の注意を喚起しているようだ 澄子は再び、ペニスに注目し、横目で女子高生の機嫌を伺った 澄子の顔を満足そうに見ているようだった 口は軽く開き、大きく呼吸している様子だった 

その尿は空中を勢いよく進みながら、染料で着色したかのように黄色く輝いていた 澄子が以前熱を出した際、自分の尿が黄色くて、普段よりも勢いが弱弱しかったことを思い出した 目の前で放たれ続けている尿は、その時の澄子の尿よりも更に黄色く、勢いは比較にならない水準で強かった 量も多く、澄子はしばらく尿が空中に描く角度のやや急なアーチに見とれていた

やがて、尿がその打ち上げられる高度を下げてきた 女子高生は徐々にペニスの先端を下に下ろしながら、アーチの角度を変遷させていった 勢いが弱くなり、尿が更に黄色く見えた 長かった放尿がようやく終わるのだと澄子が察知するのとほぼ同時に、小さくなった尿のアーチが消えてはまた現れる、という現象が3度起きた 尿を出し切ろうとしているのだと澄子は理解した 少量の尿がペニスの先端を滑り落ち、地面に音も無く落ちた
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