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覚性
第3章 徘徊〜澄子、小帆里〜
澄子が、次に何が起こるのか察すると同時に、女子高生は首だけで此方を顧みた 「すみこちゃん、わたし、今から物凄く恥ずかしい事をするから、しっかり、見ててネ」やはり大用を足すのだと澄子は確信した 女子なら小学校低学年くらいまでは、付き添って友達とトイレに行き、同時に一つの個室に入り、互いに用を足す事もあった 中には平気で大用を足す子もいた しかし、澄子は大人の女性のそのシーンを目撃した事は無かった
澄子はその横顔をただ見ていた 右目の周りがゴワゴワとするのを感じる 粘液が乾き始めていた

女子高生は「うぅん!」と咳払いをすると下を地面に視線を落とし、前髪を耳にかける仕草をした ハァと小さく息を吐き、力を入れた様子だった 腰を少し浮かして、左右の踵を交互に上げて一度、体重を移動させる 両足が更に深く踏みしめられる 力強い下半身の動きとは不釣り合いな程、尻肉は両手で左右に開かれたままだった 澄子の為に肛門を見やすいようにショーアップしてくれているのだろうか 悪ふざけをする幼児でもしないような下品なポーズが、澄子には滑稽なほどに律儀に思えた

その肛門が沈み込み消えるように、その場所に黒い点がゆっくり現れた その直径を膨らませながら黒土の様な大便が這い出ようとしている 黒い大便がその内包する空気の泡をふつふつと放出しながらゆっくりと出てきた 表面は岩の様にゴツゴツしている 真横に突き出ていた便がやがて自重で下を向き始める 野太い便柱がその側面を見せ始めた 色は黒からこげ茶色に変わり、最初はゴツゴツしていた質感がツルツルした物へと変貌して行く 大量の便の横への拡がりを、なんとか肛門が圧縮して成型した証だった 見えない泡が弾けるような音がプチプチとしている 澄子は土の匂いが一瞬強くなり、甘い匂いに変わっていく様な印象を受けた 女子高生の苦しそうな抑えられた呻きと、「うんっ」という軽い咳払いが聞こえた 澄子はその大きな尻に、太く長大な大便が垂れ下がる様子を見て、軽い眩暈を覚えた 女子高生が排泄をするそのダイナミックな後ろ姿が、か弱く愛おしく思えた 大人の女性の性的な魅力が視覚だけでは無く、今度は嗅覚にも訴えかけてくる 澄子はそのクセになる臭気を胸いっぱいに吸い込む 再び、甘い土の様な香りが澄子の鼻腔を満たす 排泄はまだゆっくりと続いている 澄子は今日一番の性的な興奮を感じていた
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