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覚性
第5章 想望
焦げ茶色の大便が東屋のコンクリートの床に落ち、ベタっベタっと音を立てる 太く長い大便が澄子の尻の下に溜まっていった
「Look at my poop!(私のウンチ見てぇ!)」澄子が肛門を目一杯開きながらそう叫ぶと、女性は眉間に深い皺を寄せながら澄子を凝視した もう澄子の為に周りを気にする様子など微塵も無かった すぐ目の前で大便を排泄する澄子への不快感が、その表情に顕れている 今までに澄子の大小便の排泄を見届けて来た少女達とは別格に強く、澄子の人格を非難する怒りが感じられた

「I feel so good,by my poop rubbing the anus!(ウンチが肛門に擦れて気持ちいいの!)」
澄子は女性に排泄を見せつけながら、虚ろに揺れる笑顔で呼びかける それは、澄子と女性が短時間で築いた信頼への裏切りだった 女性の表情が澄子に対しての失望に溢れた 口を開き、怒りと息を飲み込む ベビーカーの安全装置を手際良く外し、憤然と立ち上がった 「You are a terrible pervert!(とんだ変態娘ね!)」そう吐き棄てた女性は、澄子に背を向けてベビーカーを押し始めた 来た道を降ってて行くその後ろ姿に、澄子は大声で呼びかける

「Thanks for your watching my poop!Thanks!(私がウンチするところを見てくれてありがとう!ありがとう!)」
澄子が排泄する便は細く短くなり、やがてもう無いはずの便を肛門が収縮して送り出そうとする 澄子は下腹部に力を入れてこれ以上便が出ない事を確認してから、ティッシュをポケットから掴み出し、肛門から便を拭った 女性の姿はもう見えない 「ふぅ〜っ…」排泄を終えた澄子がゆっくりと息を吐いた

それは排泄を言い訳にした自慰だった 澄子は自慰を自ら禁じていたが、生き物である以上、排泄はしないわけにはいかないのだった 人前で排泄をするという行為に付帯する、この上無く情けない恥ずかしさが、澄子の性欲に訴求し、大小便がペニスや肛門を通過する事で澄子に快感を与えてくれた 人が自分の排泄を見ている時の表情は、澄子が予想することが出来ない刺激だった

束の間の快感の余韻に浸った後、澄子は家に向かって歩き出した


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