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覚性
第2章 秘密〜小帆里〜
小帆里は目的の公園に到着したが、もう少し歩かねばならなかった その公園は「◯◯富士公園」といい、富士山を遠望出来る展望台があった その展望台は土が小高く盛られ、富士山を模した型をしていた 高さは5階建のビルくらいはある そこそこの高さはあるが、富士山を模しているだけあって、なだらかな傾斜が山頂部分から山裾に向かって放射状に広がっており、子供達が段ボールで滑って遊ぶことも出来る もし展望台から下に落ちても、あまり危ないことは無いだろう ゴロゴロ転がって下まで行って服が汚れるくらいだと思えた

小帆里がペニスの勃起を鎮めるための方法とは、まずその展望台に登らなければならなかった 公園では小帆里よりも幾つか歳の小さな子供達が元気にボール遊びをしていたり、大学生くらいの男性が犬の散歩をしたりしていた 小帆里の同級生は近くには住んでいないので、誰かに会ったり声を掛けられたりという事は今まで無かった 展望台に向かう階段は小帆里の正面の位置から真っ直ぐに最短距離を登り上がる物と、山の外周を渦巻き状に巻き上がりながら徐々に上がって行き、周囲の景観を楽しみながら上がっていく物があった

小帆里はここまでは急いで来たが、ゆったりと余裕を取り、山の外周を巻き上がって行く階段を選択した
小帆里は「まだこれを楽しみたかった」のだ 小帆里が偶然発見した、ペニスの勃起を鎮める方法、それは小帆里が大好きな事になりつつあった だから日課になった 多少の寄り道も面倒では無かった 毎日継続出来た 何故ならその秘密の行為に伴う快感が、小帆里にとって何にも代え難い享楽になってしまったのだ

そう、小帆里が困っていたのは最初の内だけだった 今では小帆里はその方法をイケない遊びと自覚しながらも楽しんで実施していた あれ程頭を悩ましたペニスの勃起は、今ではその秘密の行為を行う為に必要な条件だった 歓迎すべき現象だった 以前はペニスが勃起すると不安な気持ちでいっぱいになったが、今ではワクワクする 今日もアレが出来ると嬉しくなる

小帆里は階段を一周した辺りで、先程見かけたボール遊びの子供達の方を見渡した まだビル1階分の高さしかあがっていないが、少し離れた位置に居るので顔が判別しにくくなっていた ただこれから山の円周に沿って進むと少し近付いて行く事になる そのタイミングで小帆里はスカートの前を徐にたくし上げた
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