この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘蜜に濡れて
第14章 Key to the cage
「昼間にね、里美から連絡もらってさー…なんかあいりちゃんに変な電話が入ったって圭吾から相談されたんだって」

「変な電話?」

「内容はわからないけど、あいりちゃんなんか慌ててたみたいで…パソコンの履歴を見たら、ここを検索してたんだって」

「履歴を勝手に見んなよ」

呆れながら突っ込むと反対に頭を叩かれた。

「兎に角様子が変だったんだって!で、今撥春も海外旅行中でしょ?だから余計に心配で見に来たの」

ライバルだったのに、心強い味方になっている律にふっと笑ってしまう。

「今日って言ってたのかよ?」

「さあ?」

詰めが甘いなと言いかけて、水を差すようで何とか飲み込んだ。

変な電話…竜の脳裏に撥春に送り付けられた写真が浮かんだ。

ニューヨークで手に入れたクスリ。

変な電話。

あいりと写真。

全てが…美紅が仕向けた事だったとしたら?

ナオヤの噂を知っていて、撥春を引き合いに出した電話で此処に呼び出して、クスリを使って…何をする?

フロアに目を凝らすと、ナオヤが柱の陰で誰かに向かって口を開いていた。

出口を指差して身を翻す。

その後をついて行く横顔。

「あいり!!」
/257ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ