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秘蜜に濡れて
第16章 泡沫
くったりと脱力したあいりをベッドに横たわらせると、その間に冷蔵庫からペットボトルを片手に2本ずつ指に引っ掛けて戻った。

意識を取り戻すと同時に待っているのは果てし無く続くローターの微振。

「…ぅ、ん…ふ…はっ…ああ…」

止むことも達くことも出来ないまま、喉を枯らす喘ぎ声。

「あいり…飲む?」

柔らかな眼差しであいりの頬を撫でる。

「…はぁ…ん…」

耳下を掠ってしまった指先さえ快感に変わってしまう。

口移しで水を飲ませる。

あいりの醸し出す淫美な雰囲気に当てられたように、竜のそれも首を擡げ始めていた。

「りゅ…う…熱い、の…」

「うん、少し冷やすか」

「ん…ひゃあ」

口移しし、残り少なくなっていたペットボトルをあいりの首元に滴らせた。

律が着替えさせた前開きのシャツは透けて張り付いてしまう。

「…っ!ぃや…あぁ…」

ぷっくりと膨らんだ乳首は余すことなくその形を浮き彫りにさせた。

竜は双丘を掬い寄せると親指で濡れた生地ごと捏ねくりだす。

「…ひ、あぁんっ、はっ、あ…!」

ちりちりと燻っていた官能に火がつくと、一気にあいりの身体中に広がっていく。





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