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秘蜜に濡れて
第18章 deep inside
会社には家族旅行先でこれまた転んで頭を打った為に、念のため入院していた事になっていた。
「うん、ごめんね…」
ほっとした様子の母に竜も胸を撫で下ろした。
「秋月くん、酒は飲めるのかね?」
あいりの父親と対峙する竜。
「車なんですけど、旨そうですね、それ、代行頼めます?」
竜は差し出されたグラスに注がれた焼酎を旨そうに飲み干した。
兄の直輝も其処に混ざった。
竜を気に入ったのか饒舌になる直輝。
角膜移植の事、今の会社は主治医の口添えで入った事、最近彼氏が出来たであろう事まだ愚痴っぽく零した。
「お兄ちゃん!酔いすぎ!」
グラスを取り上げるあいり。
「あいりの部屋見たい?」
「お兄ちゃんっ!」
咎めるあいりを他所に直輝は竜を連れて階段を上がった。
ドアの向こうには女の子らしい部屋が広がっていた。
「見ないでってば!お兄ちゃん!!竜!はい、もう下行く!」
階段を下りるよう指し示すあいりが、竜を呼び捨てたのは勢い以外の何物でもない。
でも、竜は笑みを堪えきれなかった。
「竜くん、代行なんて勿体無い、泊まっていきなさい」
「そうよー、和室に布団ひいてあげるわ」
あいりを他所に家族は勝手に盛り上がり、和室にはあっという間に寝床が用意された。
「うん、ごめんね…」
ほっとした様子の母に竜も胸を撫で下ろした。
「秋月くん、酒は飲めるのかね?」
あいりの父親と対峙する竜。
「車なんですけど、旨そうですね、それ、代行頼めます?」
竜は差し出されたグラスに注がれた焼酎を旨そうに飲み干した。
兄の直輝も其処に混ざった。
竜を気に入ったのか饒舌になる直輝。
角膜移植の事、今の会社は主治医の口添えで入った事、最近彼氏が出来たであろう事まだ愚痴っぽく零した。
「お兄ちゃん!酔いすぎ!」
グラスを取り上げるあいり。
「あいりの部屋見たい?」
「お兄ちゃんっ!」
咎めるあいりを他所に直輝は竜を連れて階段を上がった。
ドアの向こうには女の子らしい部屋が広がっていた。
「見ないでってば!お兄ちゃん!!竜!はい、もう下行く!」
階段を下りるよう指し示すあいりが、竜を呼び捨てたのは勢い以外の何物でもない。
でも、竜は笑みを堪えきれなかった。
「竜くん、代行なんて勿体無い、泊まっていきなさい」
「そうよー、和室に布団ひいてあげるわ」
あいりを他所に家族は勝手に盛り上がり、和室にはあっという間に寝床が用意された。