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秘蜜に濡れて
第18章 deep inside
「泣かせたのはお前の所為だろっ?!はっきりしておかないから、あいりに危害を加えたんだよ、美紅はっ!!」
竜は痺れを切らせて、撥春に対峙した。
「美紅…?」
「お前はちゃんと断ったかもしれないけどなっ!実際あいりが襲われてるんだよっ!」
「襲われたって、何だよ…?」
ぐっと唇を噛む竜。
横から嘉紀が口を挟む。
「拉致られて、クスリを盛られた…強姦まがい寸前で俺と竜と律が…救い出せた、それでも…彼女の記憶は消えてる分憶測で傷ついてるだろう」
「お前の所為じゃなくて、誰の所為なんだよ!脅させてんじゃねーよっ!!大事にするとか…口だけなら何とでも言えんだよっ!!」
撥春の胸倉を掴む竜に、撥春は目を伏せ、苦悶の表情を浮かべた。
「何か言えよっ!」
拳を振り上げ、鈍い音がして体が弾き転がった。
「貴文っ!」
撥春の代わりに殴られたのは貴文だった。
口の端から血を流し、啓介や司に支えられながら立ち上がる。
「竜…さん…ダメですよ…明日、ライブなんです…怪我した姿なんて、見せられないですって…」
貴文に言われて二人ともが我に返る。
竜は痺れを切らせて、撥春に対峙した。
「美紅…?」
「お前はちゃんと断ったかもしれないけどなっ!実際あいりが襲われてるんだよっ!」
「襲われたって、何だよ…?」
ぐっと唇を噛む竜。
横から嘉紀が口を挟む。
「拉致られて、クスリを盛られた…強姦まがい寸前で俺と竜と律が…救い出せた、それでも…彼女の記憶は消えてる分憶測で傷ついてるだろう」
「お前の所為じゃなくて、誰の所為なんだよ!脅させてんじゃねーよっ!!大事にするとか…口だけなら何とでも言えんだよっ!!」
撥春の胸倉を掴む竜に、撥春は目を伏せ、苦悶の表情を浮かべた。
「何か言えよっ!」
拳を振り上げ、鈍い音がして体が弾き転がった。
「貴文っ!」
撥春の代わりに殴られたのは貴文だった。
口の端から血を流し、啓介や司に支えられながら立ち上がる。
「竜…さん…ダメですよ…明日、ライブなんです…怪我した姿なんて、見せられないですって…」
貴文に言われて二人ともが我に返る。