この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘蜜に濡れて
第3章 愛しいくちづけ
「今日はイヤリング、ないね」
耳をなぞって、それから髪を撫でる。
少しずつ顔が近づいていって、恥ずかしいのに目が逸らせない。
撥春の親指があいりの唇をなぞる。
僅かな時間の様で永久に続く様な錯覚にも陥る。
頭の後ろに回された手がゆっくりと二人の間を縮めていく。
「あ、の」
あいりの顔を覗き込む撥春。
「どうして私なんですか?他に可愛い子なんて…」
「あいりだから、あいりがいい…
…あいりじゃなきゃだめだ」
「なんで…」
「あいりが今の俺を創ったから」
もうそれ以上何も言わせないと撥春はゆっくりと口唇を覆った。
リップ音だけが聴こえる啄むようなキスだけなのに、あいりの心臓は破裂しそうに早鐘を鳴らしていた。
耳をなぞって、それから髪を撫でる。
少しずつ顔が近づいていって、恥ずかしいのに目が逸らせない。
撥春の親指があいりの唇をなぞる。
僅かな時間の様で永久に続く様な錯覚にも陥る。
頭の後ろに回された手がゆっくりと二人の間を縮めていく。
「あ、の」
あいりの顔を覗き込む撥春。
「どうして私なんですか?他に可愛い子なんて…」
「あいりだから、あいりがいい…
…あいりじゃなきゃだめだ」
「なんで…」
「あいりが今の俺を創ったから」
もうそれ以上何も言わせないと撥春はゆっくりと口唇を覆った。
リップ音だけが聴こえる啄むようなキスだけなのに、あいりの心臓は破裂しそうに早鐘を鳴らしていた。