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秘蜜に濡れて
第1章 今宵、星が零れたら。
来週圭吾が担当する会社のCM撮影があり、それに起用されたアーティストがこれから行く先のパーティーに来るとの情報を圭吾が出先で仕入れて来たらしい。
合同の誕生日パーティーらしく、二人の知り合いも何人か参加しているとの事で急遽ゴハンを兼ねて飛び込みすることにしたらしい。
人見知りのあいりはそういう場所が苦手だ。
半強制的に連れられたのは半分仕事だからとしか言いようがない。
諦めモードで窓の外に視線を向けた。
着いたのは15階建ての飲食店が幾つか混在しているオシャレなビルだった。
四基あるエレベーターホールで圭吾が既に待っていた。
「お、いいんじゃない?」
ニコルにとってはミニワンピでも、あいりにとっては膝丈の黒のワンピースに圭吾は目を細めた。
「遙も連れてこれば良かったのに」
「あいつ今明後日まで福岡出張」
遥は圭吾の妹であいりの親友だった。
ミーハーなのが長所であり、短所でもある。
エレベーターの天井をクリスタルが飾っている。
12階にあるその店は如何にもな華やかなお店だった。
フロントで荷物を預けて、中に入るとそこはもう光の渦の様な煌びやかさだった。
合同の誕生日パーティーらしく、二人の知り合いも何人か参加しているとの事で急遽ゴハンを兼ねて飛び込みすることにしたらしい。
人見知りのあいりはそういう場所が苦手だ。
半強制的に連れられたのは半分仕事だからとしか言いようがない。
諦めモードで窓の外に視線を向けた。
着いたのは15階建ての飲食店が幾つか混在しているオシャレなビルだった。
四基あるエレベーターホールで圭吾が既に待っていた。
「お、いいんじゃない?」
ニコルにとってはミニワンピでも、あいりにとっては膝丈の黒のワンピースに圭吾は目を細めた。
「遙も連れてこれば良かったのに」
「あいつ今明後日まで福岡出張」
遥は圭吾の妹であいりの親友だった。
ミーハーなのが長所であり、短所でもある。
エレベーターの天井をクリスタルが飾っている。
12階にあるその店は如何にもな華やかなお店だった。
フロントで荷物を預けて、中に入るとそこはもう光の渦の様な煌びやかさだった。