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夢を見るころ
第4章 み
土日はゆっくりと二人で過ごして
日曜日の夕方に妹と二人暮らしのマンションに帰った。
花はいつも仕事で家を空ける私になれているのか
特に何も問い詰めずに月曜の朝を迎えた。
昼休みごろ、電話が鳴ったので
篠塚さんかと思ったら、駿だ。
「何?」
「お前・・・ぶっきらぼうに電話出るのやめろよ」
「駿だもん」
「あっそ」
「で?何?」
正直、こっちは昼休みじゃないんだけど・・・
「篠塚主任とうまく行ってるみたいだな。
広報部の新人が撮った写真が出回ってる」
あぁ・・・あれか。
「篠塚さん、すごく優しいよ。素直ないい人だし」
「・・・・」
「まだどうなるか分からないけどね」
「あのさ?同じ篠塚さんの話をしてるんだよな?俺たち」
「はぁ?あんたが紹介したんでしょう?」
「うん。やっぱり同じ篠塚さんだよな」
怪訝そうな声で声を潜めた。
「実は金曜日に経営管理部は仕事が残ってて居酒屋に行かなかったんだけど
夢と篠塚さんを見た人がいつもの篠塚さんじゃないって騒いでて」
「・・・・」
「ちょっと電話してみようかなって思ったんだけど」
「・・・・」
「篠塚さんを表す形容詞で『優しい』とか『素直』って単語が
出てくるとは思えなくてさ」
「・・・・」
「正直びっくりしてる」
日曜日の夕方に妹と二人暮らしのマンションに帰った。
花はいつも仕事で家を空ける私になれているのか
特に何も問い詰めずに月曜の朝を迎えた。
昼休みごろ、電話が鳴ったので
篠塚さんかと思ったら、駿だ。
「何?」
「お前・・・ぶっきらぼうに電話出るのやめろよ」
「駿だもん」
「あっそ」
「で?何?」
正直、こっちは昼休みじゃないんだけど・・・
「篠塚主任とうまく行ってるみたいだな。
広報部の新人が撮った写真が出回ってる」
あぁ・・・あれか。
「篠塚さん、すごく優しいよ。素直ないい人だし」
「・・・・」
「まだどうなるか分からないけどね」
「あのさ?同じ篠塚さんの話をしてるんだよな?俺たち」
「はぁ?あんたが紹介したんでしょう?」
「うん。やっぱり同じ篠塚さんだよな」
怪訝そうな声で声を潜めた。
「実は金曜日に経営管理部は仕事が残ってて居酒屋に行かなかったんだけど
夢と篠塚さんを見た人がいつもの篠塚さんじゃないって騒いでて」
「・・・・」
「ちょっと電話してみようかなって思ったんだけど」
「・・・・」
「篠塚さんを表す形容詞で『優しい』とか『素直』って単語が
出てくるとは思えなくてさ」
「・・・・」
「正直びっくりしてる」