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夢を見るころ
第4章 み
「私も駿の話してくれた印象と違うからびっくりしてる」
「お前、篠塚さんに・・・・惚れられてるんだなぁ」
しみじみとそんな風に言わないでほしい。
「何それ」
「いや、人の好みってそれぞれだなぁ、と思って」
「駿!!」
「ごめん、まぁ、上手くやれよ。
あの人は仕事に厳しいけど、あの容姿だ。女の子には人気あるからな。
夢が気に入ってるなら離すなよ」
「大きなお世話」
そう言って電話を切った。
女の子に人気があるのは、この前の飲み会の席でもよくわかった。
仕事には厳しいかもしれないけど
基本的には優しい人なんだと思う。
だから女の子はほっとかない。
本気じゃないといった私を
本気で抱いた男。
私は篠塚さんに対して、今自分がどんな気持ちなのか
整理がつかなかった。
明らかに、会社とは違う顔で、私のことを最優先に考えてくれているのが分かる。
彼が本気で私を好きになってくれているのが分かる。
じゃぁ、私は?
「お前、篠塚さんに・・・・惚れられてるんだなぁ」
しみじみとそんな風に言わないでほしい。
「何それ」
「いや、人の好みってそれぞれだなぁ、と思って」
「駿!!」
「ごめん、まぁ、上手くやれよ。
あの人は仕事に厳しいけど、あの容姿だ。女の子には人気あるからな。
夢が気に入ってるなら離すなよ」
「大きなお世話」
そう言って電話を切った。
女の子に人気があるのは、この前の飲み会の席でもよくわかった。
仕事には厳しいかもしれないけど
基本的には優しい人なんだと思う。
だから女の子はほっとかない。
本気じゃないといった私を
本気で抱いた男。
私は篠塚さんに対して、今自分がどんな気持ちなのか
整理がつかなかった。
明らかに、会社とは違う顔で、私のことを最優先に考えてくれているのが分かる。
彼が本気で私を好きになってくれているのが分かる。
じゃぁ、私は?