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夢を見るころ
第6章 こ
「そうだよ!1番悪いのは篠塚さんだよ」
私はそう言って篠塚さんのパジャマを握り締めて
子供のようにわんわん泣いた。
気が付くと少し重くて。
ん?と思ったら篠塚さんがフーッと息を吐き出していた。
「あ。ごめん辛い?」
「うん。ごめん。立ってるのやっとだわ」
私は今まで泣いていたのも忘れて
篠塚さんの手を引いてベッドへ戻した。
篠塚さんは熱があるらしく
ベッドへ横になって、伸ばした手を私の頬に当てて
「本当にごめん。軽率だった。
でも、玄関で対応できなかったんだ。立ってられなかった。
書類を読んでいるうちに、あの子がおかゆを作っちゃったんだ。
夢に嫌な思いをさせてごめんな。
電話しなかったのは悪かったよ。
でも、こんなに熱が長引くと思わなかったんだ。ごめん」
頬をなでながらいつもの見慣れないメガネの顔で
そんなことを言われたら。
私だってごめんなさいだ。
「いきなり来て病人に怒鳴ってごめんね」
「いや。でも、夢はもっと自信を持っていいんだ」
明らかに風邪な顔をして
私の首筋を触りながらそう言った。
私はそう言って篠塚さんのパジャマを握り締めて
子供のようにわんわん泣いた。
気が付くと少し重くて。
ん?と思ったら篠塚さんがフーッと息を吐き出していた。
「あ。ごめん辛い?」
「うん。ごめん。立ってるのやっとだわ」
私は今まで泣いていたのも忘れて
篠塚さんの手を引いてベッドへ戻した。
篠塚さんは熱があるらしく
ベッドへ横になって、伸ばした手を私の頬に当てて
「本当にごめん。軽率だった。
でも、玄関で対応できなかったんだ。立ってられなかった。
書類を読んでいるうちに、あの子がおかゆを作っちゃったんだ。
夢に嫌な思いをさせてごめんな。
電話しなかったのは悪かったよ。
でも、こんなに熱が長引くと思わなかったんだ。ごめん」
頬をなでながらいつもの見慣れないメガネの顔で
そんなことを言われたら。
私だってごめんなさいだ。
「いきなり来て病人に怒鳴ってごめんね」
「いや。でも、夢はもっと自信を持っていいんだ」
明らかに風邪な顔をして
私の首筋を触りながらそう言った。