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きみに鎖を
第2章 ーー
ゆでだこのように赤く染まるレナを見下ろし、男はもう一度その首に指を這わせる。
身体を揺らしこちらをつよく睨むレナに笑い顎を持ち上げた。
「やはりおまえはいい。簡単に手に入る女はつまらないからな。抵抗するおまえを抱くのも一興だ。せいぜい強がり、そして俺に堕ちろ」
「...さいってー」
「なんとでも。あぁ、朝ごはんができてるんだった。おいで」
立ち上がらせようとレナの腕をとる男の手を振り払い、自力で立ち上がる。
どこまでも自分に反抗するレナに、やはり男は楽しげに微笑みコーヒーカップ片手に部屋をでていった。