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きみに鎖を
第2章 ーー



「夜また部屋にいく。それまで自由にしてていい」




すっかりお腹いっぱいになったレナ。男はレナに反論を言わせる間を与えずリビングを出ていってしまった。




しばらく憤慨していたレナだが、脱出するときのルート確認と名目し屋敷をうろうろすることにした。しかし...






数十分後にはふてくされたような顔で中庭にいた。というのもレナにとって広すぎる屋敷は迷路のようで迷子になりそうだったからだ。



設置されたベンチに座り木漏れ日を浴びる。重たいため息をはき、レナは誘われるようにまぶたを閉じた。










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