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きみに鎖を
第3章 ーーー
もうあんなとこで寝ないしっ
子ども扱いしないでっ
そう、ぷりぷり怒っていたレナも、広い屋敷に一人取り残されるとなにもすることがないわけで。
わたし、こんなとこでなにやってるんだろう?
ふっと首をもたげるのはそんな疑問。
バイト先の同僚にカラオケ(という名の合コン)に連れ出され、目が覚めたらもうここにいた。
説明を求めてもただ、気に入ったとしか言われなくて。
いったいあの綺麗な男は自分のどこを気に入ったのだろう。だって会ったこともないはずなのに。