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きみに鎖を
第1章 ー
常識を超えた言葉に、呆然とする。男はレナをひょいと抱き上げ、洗面所へ連れて行った。
「レナが住んでいたアパートは解約した。バイト先にももう連絡してある。お前は今日から、俺の専属だ」
「な、何言って...!?」
「俺はお前が気に入った。生涯孤独なお前を引き取ろうと思ってな」
レナには親がいない。高校を卒業したと同時に両親が蒸発し、以来ずっと一人で生きてきた。
「きれいだ」
「やっ!?」
気づくと、一糸纏わぬ姿で男の前に立っていた。男は抵抗するレナの手錠を風呂の天井からぶら下がるホックに引っ掛け、シャワーで清めはじめた。
蒸気にあてられ思考が絡まってくる。
「洗うぞ」
「やめてください...ッ」
ぬるりと、ボディーソープに濡れた手をレナの白い肌に這わす。
「..く、すぐったぃ...」
身を捩るレナに、男はくっと笑った。大きな手が小ぶりの胸を包む。
手のひら全体で擦られ、ぴくり、身体がゆれた。
「んん...やぁ あ」
「洗ってるだけだ」
「...胸っばっかり...はぁっ」