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きみに鎖を
第5章 ーーーーー
文句の付け所のない美味しい朝ごはんを食べ、じゃあいってくる、と美しい笑顔で送られる口づけを受け止め、そしてぽっかりと空く時間。
暇、ひま、ひま、ヒマ...。
触り心地のいい絨毯の上でストレッチをしながら(なにせヒマなのだ。最近股関節が柔らかくなってきてうれしい)、レナはムーン、と唇を尖らせた。
(なんかやることないかあ。...いや、受け身じゃなにも変わらないよね。自分で仕事を見つける!パートのおばちゃんに気に入られたこの積極性を見せるとき!)
レナは決心した。この微睡みの中から抜け出してやろう!と。