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ある日弟が
第1章 1.

私&旦那は「・・・・!?」といった反応であったが、一人と男は「まぁそんな・・・ヤダわ♪」みたいなウフフな反応で、突然現れた娘の無邪気な発言に照れてはにかみ合っていた。
というか娘よ、およめさんなんて単語、どこで覚えたんだい?
そしてなぜ今使ったんだい?
「と、とにかく中へどうぞ、寒いし」
などとようやく金縛りから解けた旦那が2人を中へ案内し、呆然としている私の心中を察してか、米粒が2粒ほど付着したままであったお世辞にも「清潔ですね」とは言えない食後バレバレの食卓テーブルに着かせると、テキパキとお茶のしたくを始めた。
「い、いやぁー、今日は寒いっすねぇ、4月なのに」
とか、テキパキと動きながら当たり障りのない世間話を始める旦那。
コイツにこんな世渡り術があったなんて・・・と思っているうちにお茶が入り、我々も2人の前に着席した。
だがしかし、無言。
一人の横の男もさすがに焦ったのか、一人を肘でつつき、小声で「挨拶は?」と促していた。
さすが一流企業に勤めるオーエル・・・ではない、サラリーマンだ。
恐らくずっと挨拶したいと思っていたらしいが、恋人の一人が何にも言わないためにタイミングを逃しまくっていたらしい。
不甲斐ない一人はようやく気付き、
「あ、あの、コレが、俺の恋人の、」
と、しどろもどろしながら言ったところで男は立ち上がり、
「ウエスギタツヤと申します。今日は朝早くから突然押しかけてすみません」
と、ハキハキと、かつ緊張した面持ちで言った。
というか娘よ、およめさんなんて単語、どこで覚えたんだい?
そしてなぜ今使ったんだい?
「と、とにかく中へどうぞ、寒いし」
などとようやく金縛りから解けた旦那が2人を中へ案内し、呆然としている私の心中を察してか、米粒が2粒ほど付着したままであったお世辞にも「清潔ですね」とは言えない食後バレバレの食卓テーブルに着かせると、テキパキとお茶のしたくを始めた。
「い、いやぁー、今日は寒いっすねぇ、4月なのに」
とか、テキパキと動きながら当たり障りのない世間話を始める旦那。
コイツにこんな世渡り術があったなんて・・・と思っているうちにお茶が入り、我々も2人の前に着席した。
だがしかし、無言。
一人の横の男もさすがに焦ったのか、一人を肘でつつき、小声で「挨拶は?」と促していた。
さすが一流企業に勤めるオーエル・・・ではない、サラリーマンだ。
恐らくずっと挨拶したいと思っていたらしいが、恋人の一人が何にも言わないためにタイミングを逃しまくっていたらしい。
不甲斐ない一人はようやく気付き、
「あ、あの、コレが、俺の恋人の、」
と、しどろもどろしながら言ったところで男は立ち上がり、
「ウエスギタツヤと申します。今日は朝早くから突然押しかけてすみません」
と、ハキハキと、かつ緊張した面持ちで言った。

