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鍵の音
第1章 希望は鳴る
「よそうよ。ほんとに、俺、こういうカタチで、リエちゃんを抱きたくない」
「なによ、龍ちゃん、あんたインポなの?」
「違う。違うけど、」
「むかつく。もう、用がないなら帰ってよ」
「帰りてえけど・・・つうか、先輩はリエちゃんを好きにしていいって言った」
「はぁ?」
「金払ったんだぞ、抱かなくたって、俺の自由のはずだろ。1時間は好きにしていいって、来る前に先輩に言われた」
まえに、ネカフェのPCで読んだことがある。
どっかの風俗嬢が書いてる、ケータイ小説みたいなの。
たまにヤリもせず時間内延々と説教してくる客が一番ウザイって。
いま、そんな気分。
胸糞悪い心境のまま床の上に転がり、龍に手を出した。
「1本ちょうだい。煙草は最高の贅沢品でさ。なかなか買えないんだよね」
龍は後ろポケットからサラのをひと箱、私にくれた。
「なによ、龍ちゃん、あんたインポなの?」
「違う。違うけど、」
「むかつく。もう、用がないなら帰ってよ」
「帰りてえけど・・・つうか、先輩はリエちゃんを好きにしていいって言った」
「はぁ?」
「金払ったんだぞ、抱かなくたって、俺の自由のはずだろ。1時間は好きにしていいって、来る前に先輩に言われた」
まえに、ネカフェのPCで読んだことがある。
どっかの風俗嬢が書いてる、ケータイ小説みたいなの。
たまにヤリもせず時間内延々と説教してくる客が一番ウザイって。
いま、そんな気分。
胸糞悪い心境のまま床の上に転がり、龍に手を出した。
「1本ちょうだい。煙草は最高の贅沢品でさ。なかなか買えないんだよね」
龍は後ろポケットからサラのをひと箱、私にくれた。