この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ジェミニの檻
第4章 ビタースィート

土曜日、約束の時間に南口で由岐と合流し、そのまま最寄りのスーパーへ向かう。
「玉ねぎとピーマン、トマトときゅうり…」
六花はメモを見ながら次々とカゴに材料を入れた。
由岐の持ってきていたエコバッグに入れ直すと、手を繋いで家に戻る。
「お邪魔します」
可愛い一軒家はしんと静まり返っていた。
「志貴…くんは?」
「あー…なんか友達ん家に泊まるとかなんとか…」
「そ、そっか」
ぎゅっと着替えの入った鞄を握り直す。
「遅くまで、いい?」
「えれなんちに泊まるって言ってきたから…」
由岐が身を屈めて覗きこむ。
「あ、でも!えっと…」
「ちょー嬉しい!」
破顔の表情でキッチンに向かった。
「玉ねぎとピーマン、トマトときゅうり…」
六花はメモを見ながら次々とカゴに材料を入れた。
由岐の持ってきていたエコバッグに入れ直すと、手を繋いで家に戻る。
「お邪魔します」
可愛い一軒家はしんと静まり返っていた。
「志貴…くんは?」
「あー…なんか友達ん家に泊まるとかなんとか…」
「そ、そっか」
ぎゅっと着替えの入った鞄を握り直す。
「遅くまで、いい?」
「えれなんちに泊まるって言ってきたから…」
由岐が身を屈めて覗きこむ。
「あ、でも!えっと…」
「ちょー嬉しい!」
破顔の表情でキッチンに向かった。

