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ジェミニの檻
第7章 声を聴かせて

取り敢えずの手当てをして、すし詰め状態の電車に乗る。
ドアとドアに腕を突っ張る志貴の間に挟まれる。
「大丈夫?」
「大丈夫じゃない」
しゅんと下を向く六花。
「…っ?!」
お尻を撫でる手の存在に気付くと志貴に助けを求めるように見上げた。
「志貴?…っ!」
悪戯な笑みを浮かべる志貴。
いつの間にか下ろされていた志貴の右腕。
さわさわとお尻を撫で続ける。
「志、貴、ねぇ…」
「不自然な動きすると周りにバレるよ」
耳元で囁かれると、六花はじっとするしかなかった。
薄い浴衣地を押して指が秘部の辺りに触れる。
決してそこに触れないもどかしい動き。
「大丈夫ですか?」
手摺の向こうから女性が声を掛けてきた。
耳まで真っ赤にした六花を純粋に心配している。
「混んでるし、乗り物酔いだと思います、もう次で降りますから」
しれっと答える志貴。
けれど指先は秘部を擽っていた。
5分ほどで駅に着く。
志貴に支えられるようにして電車を降りた。
ドアとドアに腕を突っ張る志貴の間に挟まれる。
「大丈夫?」
「大丈夫じゃない」
しゅんと下を向く六花。
「…っ?!」
お尻を撫でる手の存在に気付くと志貴に助けを求めるように見上げた。
「志貴?…っ!」
悪戯な笑みを浮かべる志貴。
いつの間にか下ろされていた志貴の右腕。
さわさわとお尻を撫で続ける。
「志、貴、ねぇ…」
「不自然な動きすると周りにバレるよ」
耳元で囁かれると、六花はじっとするしかなかった。
薄い浴衣地を押して指が秘部の辺りに触れる。
決してそこに触れないもどかしい動き。
「大丈夫ですか?」
手摺の向こうから女性が声を掛けてきた。
耳まで真っ赤にした六花を純粋に心配している。
「混んでるし、乗り物酔いだと思います、もう次で降りますから」
しれっと答える志貴。
けれど指先は秘部を擽っていた。
5分ほどで駅に着く。
志貴に支えられるようにして電車を降りた。

