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ジェミニの檻
第8章 endgate

整い過ぎた顔。
一つ一つがこんなにも綺麗な人間が世の中に2人もいるなんて。
「…っん…!」
ぱちっと目を開いた志貴はそのまま唇を塞いだ。
「隙だらけだな」
「…っな…!起きてたなら…」
「見つめすぎ」
両手を握り床に押し付けると、六花は身動きがとれなくなる。
「志、貴…」
「何?」
唇が触れそうな距離で、その息遣いに心臓が煽られる。
「な、に…する…」
「気持ちイイ事」
六花の肩に頭を預ける。
「する?キモチイイこと」
「しな…い…っ…」
「あ、そ」
耳の後ろに息を吹きかけ、舌でちろりと首筋を舐める。
「…っ志、貴…」
逃げようにも両手はしっかり握られたままだ。
「…ね…ここ…閉めないと…」
「ふーん、そんなに二人きりになりたい?」
「そ、んなんじゃ…」
志貴が言葉を紡ぐたびに、その吐息が耳や首筋をくすぐり、背筋が粟立つ。
一つ一つがこんなにも綺麗な人間が世の中に2人もいるなんて。
「…っん…!」
ぱちっと目を開いた志貴はそのまま唇を塞いだ。
「隙だらけだな」
「…っな…!起きてたなら…」
「見つめすぎ」
両手を握り床に押し付けると、六花は身動きがとれなくなる。
「志、貴…」
「何?」
唇が触れそうな距離で、その息遣いに心臓が煽られる。
「な、に…する…」
「気持ちイイ事」
六花の肩に頭を預ける。
「する?キモチイイこと」
「しな…い…っ…」
「あ、そ」
耳の後ろに息を吹きかけ、舌でちろりと首筋を舐める。
「…っ志、貴…」
逃げようにも両手はしっかり握られたままだ。
「…ね…ここ…閉めないと…」
「ふーん、そんなに二人きりになりたい?」
「そ、んなんじゃ…」
志貴が言葉を紡ぐたびに、その吐息が耳や首筋をくすぐり、背筋が粟立つ。

