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ジェミニの檻
第9章 distanse
「でさ〜この前の合コンの女がさ…」

人が入ってきた声に六花は首を振る。

が、志貴の指は止まらない。

口を抑えて早く居なくなる事を願うしかない。

背徳感に苛まれながらも、芯を震わせる程の快感がせり上がってくる。

水を流す音が聞こえ、声が遠くなる。

「凄い締め付け…興奮した?」

「志貴の、が…欲しいの…」

「我慢出来ないのかよ」

「出来な…ぃ…入れて…めちゃくちゃにして…ほし…」

ニヤッと笑うとポケットからゴムを取り出した。

「…っ…つ、けてあげる」

「…え…?」

カチャカチャとベルトを外し、ズボンとパンツを下げると、志貴のそれは猛々しく上を向いて反り返っていた。

封を切り、先っちょを捻りながら、尖先から根元へと手を滑らせる。

紅潮した六花の頬をひと撫ですると、花唇に陰茎を擦り付けた。

「…っふ…ぁ…あん…」

「声、出すなって」

指を入れると六花は赤ん坊の様に必死で舌を絡めた。

尖先で花芽を突き、亀裂を何度も行き来して愛撫を施すと、蜜は尽きることなく溢れて潤滑油となる。

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