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奴隷 裕美子
第4章 奴隷調教の軌跡
「次。きょうからこの部屋は奴隷調教のための『檻』だ。檻の中では、奴隷は一切何も身に着けることはできない。」

「・・・はぃ・・」

「従って、帰宅して玄関ドアを入ったら、その場で直ちに全裸になること。何かひとつでも身に着けたまま靴を脱いで部屋にあがることは許さない。外出するときも同じだ。着て出る服を用意したら玄関まで持って行き、玄関ドアの前で初めて身に着けること。」

「・・はぃ。あの・・誰か来たらどうすれば・・」

「裸のまま出るか、それが嫌なら居留守を使うんだな。」

「はぃ、分かりました。裕美子はお部屋ではいつも裸でいます。」

「なかなか素直だな。だがお前が覚えなければならない奴隷の作法や心得は山ほどある。教えたことは絶対に忘れるな。忘れて粗相をすれば、仕置きだ。言っておくが、仕置きは辛いぞ。」

「はい、ご主人様。ちゃんと言われた通りにします。ひとつずつ裕美子に教えてください。」

「頭で覚えなければならないことは、きょうはここまでにしよう。次はお前の身体に、奴隷の身分になったことを摺り込ませる」

一体何が始まるのか、裕美子にはわかっていない。

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