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奴隷 裕美子
第3章 躾と別れ
「呑んで」

初めて口に出したときから、俺は裕美子にそう言った。言葉は「依頼」でも、口調も実質的にも「命令」であることは、もうお互いに分かっている。例によってあらがったり拒否したりすることはなかったが、さすがに裕美子は少し顔をしかめて、濃いどろどろの液体を呑み込んだ。

「おいしいか」

「・・・苦ぃ・・」

「俺といたら、会うたびに必ず呑まされるよ。吐き出したりしたら許さない。いいね」

「・・はぃ・・」

「返事はちゃんとしなきゃダメじゃないか。『出していただいたザーメンは全部呑みます。裕美子の口にたくさんください。 』だ。言ってごらん」

「・・・そんなこと・・言わせないで・・」

「裕美子」

俺は厳しい視線を裕美子に浴びせる。

「俺の言うことが聞けないのか? 俺がくわえさせるのも呑ませるのも、裕美子だけなんだぞ」

「・・うれしぃ・・・大好き・・」

「さあ、言うんだ。俺を満足させたいんだろう。それとも、他の女に呑ませた方がいいのか?」

「・・そんなの、いゃ・・・出していただいたザーメンは全部呑みます。これからも、裕美子の口にたくさんください。 」

この日は素直な裕美子への褒美として、挿入していつもより激しく突いてやった。俺は裕美子に「奴隷」を言い渡す機が熟してきつつあることを感じていた。
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