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おれは手芸部
第1章 おれは手芸部
 日本語で、ウテオッパに。





「俺に脚治ったらラグビーやれよって言うんやったら、リョヒャンに日本の高校行っても舞踊続けろよとか、お互い好きなこと頑張ろうやとか、不安を乗り越えれんかったなとか、日本人になっても全然かまへんかってんでそんなんは気にしてないでとか、こんなことになるなら黙ってんとお互いもっと話し合えばよかったなとか、そういうことを、家に連れ込んで抱くくらい好きになった女なんやったら、自分のクチでリョヒャンに面と向かって言うて別れたらなあかんかったんちゃうんかボケが!」




 日本人ばっかりのこの学校で。




「・・・とかいって!え?あのー、もちろん冗談っすよ?・・・・いや、怒るとかそういうのはナシで、いやいや、みあなむにだ、ソンベ、あ」




 ソンギが、チョーゴにおるウテオッパに。
 日本の学校から。
 ナのために。
 ナが言えなかったことを。



「切れた」




 言うてくれた。





「やべぇ」




 ソンギは切り傷のような目を見開いてナを見てる。
 口元を半月形に歪めながら。




「怒らせてもうたぁー」

 

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