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Black velvet
第5章 白い喉
「…あぁ…」 煽情的で いいだろうな。
画家が どんな奴か知らないが
役に立たないジジイなら
そんなのが好みかもしれない。


「自分でやって、 グラスに出せって」


溜息しか出ない。


「それ、書面で契約してんのか?」


口約束なら すぐに辞めさせてやる。


「サインとかはしてない。
毎日、行ったら先に お金くれるし。
学科は違うけど…講師だった人だから
犯罪ぽいことも ないかなって」


「今 電話して、辞めろ」


「…でも」


「俺のところで バイトしろよ」


白い喉から 下へ、指でなぞり
羽織っただけのシャツの中の 乳首を
短い爪の先で 摘んだ。


「んっ、 ぁ…」


「ここに居ればいい。
首輪をつけて抱いて、痣がついたらヤバいから
うちにいる間は 足輪と紐をつけてやる」

密着して立ち、片手で腰を支えてやって
反対の乳首も 摘む。


「やるだろ?」


「っ …」 頷いて しがみつくカズを
抱き留めた。
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