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Black velvet
第6章 革と 金具、そして足枷の先には。
店に入った時点で
カズは、何の材料を買うのかが
分かったらしかった。
俯いたのは 羞恥からなのか。。
それも、そそる。
革、金具、思い立って鈴も買う。
足首の外側につければ
カズ本人に 痛みは与えないし
取り外せる金具でつければいいだろう。
・
レジで 支払いの手続きをしている間
商品を見るふりをして
ぼんやり立つカズの 耳は、赤い。
・
家に帰ると、とりあえず 伸縮する
リードを その首輪につけたら
ふたりぶんの コーヒーをいれ、
買い与えたpcを すきにさせておきながら
採寸したら、革の 細工を始める。
簡単な細工だし、今回は
紐の太さも 変える必要がないから
時間はあまり要らない。
槌を振るう音が 心地いい。
・
「カズ、来いよ」
完成品を手に ソファに座らせる。
子犬用の首輪を外し
出来たばかりのを、つけてやり
紐を繋いだら…
その先は、俺がつける足輪に繋ぐ。
「俺も、逃げない」
泣きそうな顔を 肩に押し当てて
軽く耳朶を噛んだ。
「だから 逃げるなよ」
カズは、何の材料を買うのかが
分かったらしかった。
俯いたのは 羞恥からなのか。。
それも、そそる。
革、金具、思い立って鈴も買う。
足首の外側につければ
カズ本人に 痛みは与えないし
取り外せる金具でつければいいだろう。
・
レジで 支払いの手続きをしている間
商品を見るふりをして
ぼんやり立つカズの 耳は、赤い。
・
家に帰ると、とりあえず 伸縮する
リードを その首輪につけたら
ふたりぶんの コーヒーをいれ、
買い与えたpcを すきにさせておきながら
採寸したら、革の 細工を始める。
簡単な細工だし、今回は
紐の太さも 変える必要がないから
時間はあまり要らない。
槌を振るう音が 心地いい。
・
「カズ、来いよ」
完成品を手に ソファに座らせる。
子犬用の首輪を外し
出来たばかりのを、つけてやり
紐を繋いだら…
その先は、俺がつける足輪に繋ぐ。
「俺も、逃げない」
泣きそうな顔を 肩に押し当てて
軽く耳朶を噛んだ。
「だから 逃げるなよ」