この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Black velvet
第7章 細く光る、鎖。
抱えた脚のしたから手を出し
ドアを開けて

後部座席へ 乗れるよう
降ろしてやろうとするが

首にしがみついて
顔を肩に埋めたまま離れない。


「帰ったらずっと 隣に居てやるから」


「…やだ」


「助手席に 座ってられるか」


こんなときだから 後ろで
上半身だけでも
横にしていればいいと思うのに

助手席に座るかときくと
うなずくので、前のドアを開けた。


ふらふらと降りたカズを
腕を抱えるように 乗せてやり

運転席へ移ろうとすると
今度は 腕をつかんだ。


「怖かったな… もう俺がいるから。
家に帰ろう」


髪を撫でると やっと手を離して
両腕で 自分の身体を抱く。


仔犬だったベルよりも
いまのカズは 頼りなげだ。




なにも話さず 帰り着くと
水を飲ませたら
バスルームへ連れて行き

泡で出てくる香りのいい石鹸を手にとり
身体中 洗ってやった。

感じてはいるようだが
されるがままのカズは
俺と 目を合わせない。


いつもとは順番が逆だが
最後に、髪も 俺が洗い

バスタブのなかで
背中から腕を回し、
ゆったりと包む。


と、その身体が すべるように
こちらへ向き直り

正面から 跨るように
膝を曲げて 抱きついた。


キスをねだる唇を 塞いで
深く合わせると
勃ちかけているペニスに
脚の間をすりつけてくる。



片手で腰を、片手で背中を支え
キスを続けるうちに 唇を離し

肩に顔を押しつけて
カズは 嗚咽し始めた。。


「泣いていい。 俺が居る」




赤い顔の彼を タオルで拭いて
ソファに座って 横抱きにしていると
電話がかかってきた。

警察が事情を 聞きに来る。











/47ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ