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Black velvet
第7章 細く光る、鎖。
ベッドルームへ 連れて行き
服を だしてやる。
バスローブでは 人前には出せない。



腰かけて いちど裸になったカズが
緩慢な手つきで シャツを羽織り
トランクスをつけ
柔らかい布地の パンツに脚を通す

その動きには …こんなときでも
男を惹くものがある。



思惑のない誘惑に、溜息を殺し
シャツのボタンをひとつ残して
嵌めてやった。



抱いて行こうとしたのだが
首を横に振り

「ふわふわするから 歩く」
ちいさな手を 俺の手に滑り込ませた
カズと、廊下を歩いていると

インターホンの音が 鳴った。


門の所のロックを解除した後
リビングへ行っていろ、と言いかけたが

そのまま 玄関へ、ふたりで出た。


.

身体の右半分、 俺の背中に隠したカズを
刑事は一瞥して

「すこしは 落ち着かれたようで」と
声を掛け

「玄関先で 話しますか」それは
こちらに向けて 言った。



「いえ、 中へどうぞ」


手を引くことは しないが
シャツの背中に腕を回し、

打ち合わせや編集者を待たせるのに
よく使っていた部屋へ
先に足を向けた。




























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