この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Black velvet
第2章 出逢い
その夜のことは 幸運よりも
運命に近いと、密かに思っている。
カズは、バイだった。
女を抱いたこともあるらしく
男同士のsexで 後ろをつかったことは
まだ数える程しかなく
レイプされた経験もなく
ウリもまださせられていなかった。
・
彼は俺たちのテーブルにつき、
水割りをつくり
こちらから なにか飲むかと勧めると
ジンジャーエールを持って来させた。
「すこし たらしても、いい?」
…ウィスキーを、という目的語を抜いて
強請るときの 声と
上目遣いは、完全にビッチなのに
顔つきも からだつきも、こども。。
まだ知らない世界に足を踏み入れ、
俺は その瞬間にカズの虜になった。
そして、俺のどこが気に入ったのか
編集者が トイレに立った隙に
彼の 独特に揺れる声が…「あなたになら
貸し切られても、いいんだけど」
ひっそりと、そう告げた。
運命に近いと、密かに思っている。
カズは、バイだった。
女を抱いたこともあるらしく
男同士のsexで 後ろをつかったことは
まだ数える程しかなく
レイプされた経験もなく
ウリもまださせられていなかった。
・
彼は俺たちのテーブルにつき、
水割りをつくり
こちらから なにか飲むかと勧めると
ジンジャーエールを持って来させた。
「すこし たらしても、いい?」
…ウィスキーを、という目的語を抜いて
強請るときの 声と
上目遣いは、完全にビッチなのに
顔つきも からだつきも、こども。。
まだ知らない世界に足を踏み入れ、
俺は その瞬間にカズの虜になった。
そして、俺のどこが気に入ったのか
編集者が トイレに立った隙に
彼の 独特に揺れる声が…「あなたになら
貸し切られても、いいんだけど」
ひっそりと、そう告げた。