この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Black velvet
第7章 細く光る、鎖。
彼は幾度も、 言葉を紡ぐための様に
息を吸い込み

そしてすこし 動きをとめては
苦しげに息を吐き

… やっと答えを出した。



「仮定なんて なんの意味もないよ。
“もし”とか “たとえば”で
救われたことなんか 一度もない」


俺に 誘導されるのを嫌がってか
敢えて そんなことを言っているようにみえる。



「俺は それで救われるかもしれない。
もし お前が、逆の立場だったら どうする?」


半身を起こして見つめれば
また泣いている。

「助けたいと 思ってはくれないか」
涙を拭った指を ぎゅっと捕まえて
カズは、震える唇に当てた。


「ほんとは、離れたくない」






/47ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ