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Black velvet
第8章 sweet vintage
*カズ



「どうした」


電話に応答した声が いつもより
さらに低い気がする

それに、、すこし 疲れていそうなかんじ。



「もうすぐ 帰るね、って それだけ」



彼のほうが お洒落な食材の
シンプルで美味しい使い方を知ってるけど

今夜は なにか買って帰って
あたたかい料理を作ってあげようか


それよりも 冷蔵庫のもので
ポトフとか?



「じゃ、あとで」





切ろうとした電話のむこうで

「それだけか」最短の問いかけに
体調より機嫌が悪いのかな、と おもった


最近は あの舞台監督とも
会う機会がないので、めずらしい。




「駅に着いたら電話しなさいって言ったから、、
タクシーで帰るね「いま何処にいるんだ」


「う、うん、、」





どうして機嫌が悪いのかわからないままだけど

寒いから、 外じゃなくて駅のカフェで
待ってろと 気遣うように言われたら

怒ってるんじゃないのかもと
よけい、意味が わからなくて。


そわそわと ずっと窓の外を見てた。
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