この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
オレは佐藤
第1章 会社で
仕事を終わらせ、居酒屋に到着。
既にオレは部長にロックオンされていた。
「おう、呑め!」
がばがばとジョッキグラスにビールを入れられ、飲むまで呑め呑めと言われ続けた挙げ句、仕事とゲームでPCを見続け、視力の落ちたオレの視界はしこたま掠れていた。
ふらふらしながらも、トイレにたつ。
「おう、逃げるのか?」
部長…、パワハラですか?
「トイレでさらに入るように、出して来ますよ。」
ニヤリと笑ってそう言うと、早く来いよ。と言いながらがははと笑う。
帰って来たときには、違うやつがターゲットになっていますように。
内心祈りながら、オレはトイレに向かった。
「あー、キツイ…」
「あ、しゅにぃん~」
独り言を呟いたら後ろから甘ったるい声が聞こえた。
誰だ?
振り向くが、誰かよく見えん。