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オレは佐藤
第1章 会社で

仕事を終わらせ、居酒屋に到着。


既にオレは部長にロックオンされていた。


「おう、呑め!」


がばがばとジョッキグラスにビールを入れられ、飲むまで呑め呑めと言われ続けた挙げ句、仕事とゲームでPCを見続け、視力の落ちたオレの視界はしこたま掠れていた。

ふらふらしながらも、トイレにたつ。


「おう、逃げるのか?」

部長…、パワハラですか?

「トイレでさらに入るように、出して来ますよ。」

ニヤリと笑ってそう言うと、早く来いよ。と言いながらがははと笑う。

帰って来たときには、違うやつがターゲットになっていますように。

内心祈りながら、オレはトイレに向かった。


「あー、キツイ…」

「あ、しゅにぃん~」

独り言を呟いたら後ろから甘ったるい声が聞こえた。

誰だ?

振り向くが、誰かよく見えん。

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