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オレは佐藤
第4章 花見
いつ言うかな…?


なんて考えながらトイレへ立つ。


「しゅっにぃん」

またかよ。トイレは鬼門か?

振り向くと円山でなく、相原がいた。


「どうした?」


返事をすると、「どこ行くんですかぁ?」と笑顔を浮かべながらタタタと走りよってきてオレに腕を絡ませた。


上目遣い。可愛い見た目に巨乳。
そりゃ男は簡単に落ちるだろうな。

しかし、オレには通用しない。
ついでに今注意してやろう。


「トイレ。てか、相原。おまえさ、円山に当たりキツくないか?」


相原の顔が一瞬歪んだ。が、直ぐに笑顔になり

「そうですかぁ?主任の勘違いですよぉ。」

とのたまう。

「そうか?オレにはそう見えんけどな。まあ、大概にしておけよ。」


ため息まじりに軽く言う。

さ、言うこと言ったし、トイレ、トイレ。


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