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禊(みそぎ)
第2章 虚像

私はキッチンに向かい、夕飯の準備にとりかかる。
二人きりのほうが話しやすい事もあるだろう。
元々義母と彼は大変仲が良い。私の旦那よりは格段に母親想いの優しい息子だ。
旦那より10才年下の45才だ。彼は未だに結婚をしないで、夢を追いかけている。
自宅マンションで元々美術教師だった経験を活かして、絵画教室を開いている。ゆくゆくは個展を開いて、海外でも活躍出来るアーティストになりたいらしい。
私には芸術はよく解らないけど、彼の絵や作品を見ていると、とても穏やかな気持ちになる。
いつか彼の夢が叶えばいいなと、陰ながら応援しているのだ。
世間体やしがらみに囚われない彼の生き方を誰も否定する権利はない。
私の旦那とは正反対だ。
二人きりのほうが話しやすい事もあるだろう。
元々義母と彼は大変仲が良い。私の旦那よりは格段に母親想いの優しい息子だ。
旦那より10才年下の45才だ。彼は未だに結婚をしないで、夢を追いかけている。
自宅マンションで元々美術教師だった経験を活かして、絵画教室を開いている。ゆくゆくは個展を開いて、海外でも活躍出来るアーティストになりたいらしい。
私には芸術はよく解らないけど、彼の絵や作品を見ていると、とても穏やかな気持ちになる。
いつか彼の夢が叶えばいいなと、陰ながら応援しているのだ。
世間体やしがらみに囚われない彼の生き方を誰も否定する権利はない。
私の旦那とは正反対だ。

