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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第14章 夢の終わり
 あれはハンが南園の池のほとりで二人だけの燈籠祭を開いてくれた夜のことだった。あの科白があたかも別離の言葉のように聞こえ、ソナは哀しくて泣いた。ソナの涙に弱いハンは狼狽え、一生懸命にソナの涙をぬぐってくれた。
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