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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第16章 あとがきⅠ
あとがき
何だかんだと言っている中に、もう三月、桜が咲く本格的な春まで、あと少しです。毎年、この時期をとても愉しみにしている私です。
さて、今月は何と二年ぶりに韓流時代小説に挑戦してみました。韓流から離れて二年、日本の江戸、現代、鎌倉とあらゆる時代を描いてきました。離れたといっても、韓流時代劇はずっと見て愉しんでいましたし、相変わらず身近な世界だったのです。
ただ、色々な時代劇を見ても、また描こうかなという気持ちには今一つならなかったというのが正直なところでした。ところが、あるドラマとの出逢いが私の気持ちを変えることになりました。
ブログでも度々ご紹介している〝花たちの戦い~宮廷残酷史~〟。既にブログの方で語っているので、詳しいご説明は避けますが、朝鮮王朝稀代の妖婦貴人チョ氏(ヤムジョン)の生涯を描いたものです。
ヤムジョンは仁祖の側室です。このドラマ、冒頭は仁祖が清国の大軍と皇帝の前で拝礼させられるという屈辱的なシーンから始まりました。本当に歴史的瞬間をこの眼で見ているかのような圧倒的なシーンで、私はまずここから引き込まれてゆきました。
久々に〝歴史物〟のおもしろさを堪能したドラマだったのです。加えて、ヤムジョンのしたたかさにも興味を憶えずにはいられませんでした。何故でしょうか、最初に韓国時代劇にハマり、その世界を小説で表現してみたいと思ったときも、きっかけになったのは〝妖婦チャンヒビン〟、朝鮮三代妖婦と呼ばれる嬉嬪チャン氏の生涯を描いたドラマでした。
何だかんだと言っている中に、もう三月、桜が咲く本格的な春まで、あと少しです。毎年、この時期をとても愉しみにしている私です。
さて、今月は何と二年ぶりに韓流時代小説に挑戦してみました。韓流から離れて二年、日本の江戸、現代、鎌倉とあらゆる時代を描いてきました。離れたといっても、韓流時代劇はずっと見て愉しんでいましたし、相変わらず身近な世界だったのです。
ただ、色々な時代劇を見ても、また描こうかなという気持ちには今一つならなかったというのが正直なところでした。ところが、あるドラマとの出逢いが私の気持ちを変えることになりました。
ブログでも度々ご紹介している〝花たちの戦い~宮廷残酷史~〟。既にブログの方で語っているので、詳しいご説明は避けますが、朝鮮王朝稀代の妖婦貴人チョ氏(ヤムジョン)の生涯を描いたものです。
ヤムジョンは仁祖の側室です。このドラマ、冒頭は仁祖が清国の大軍と皇帝の前で拝礼させられるという屈辱的なシーンから始まりました。本当に歴史的瞬間をこの眼で見ているかのような圧倒的なシーンで、私はまずここから引き込まれてゆきました。
久々に〝歴史物〟のおもしろさを堪能したドラマだったのです。加えて、ヤムジョンのしたたかさにも興味を憶えずにはいられませんでした。何故でしょうか、最初に韓国時代劇にハマり、その世界を小説で表現してみたいと思ったときも、きっかけになったのは〝妖婦チャンヒビン〟、朝鮮三代妖婦と呼ばれる嬉嬪チャン氏の生涯を描いたドラマでした。