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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第10章 昼間の密会
「一日も早く、私の子がここに宿ってくれるのを心待ちにしている。いつかそなたが息子を生んだその時、朝鮮中にある百合の花を集めて妻と息子に贈ろう。その日が来ることを心待ちにしているぞ」
 ソナはにっこりと頷いた。
「私も愉しみにしております」 
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